注文住宅での家づくり!押さえたい流れAtoZ

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着工から工事完了までの流れ

契約を結んだ施工会社による着工から、夢の工事完了まではどのような流れか、これもきちんとチェックしておきましょう。まず、工事が始まると古い家の解体や整地などが始まります。当然ながら音や振動で周りの住民に迷惑をかけることとなるので、事前にしっかり挨拶などを済ませておきましょう。家が完成した後はご近所さんになるのですから、建築会社にまかせっきりにせず、きちんと自分たちで挨拶まわりをすることをおすすめします。

次に建物の大きさや部屋割りをするために縄を張ってから地面にしるしをつける、地縄張と呼ばれる作業をします。これが終わったら、土地の神様に許しをもらうための地鎮祭というものが行われます。これについては予算がなければ簡略化することも可能。ここが予算削減のポイントとも言われているので臨機応変に対応しましょう。地鎮祭が終われば基礎工事として土台や柱、梁などが組み上げられていき、おおまかな家のシルエットが出来てきます。

自分たちで工事の進み具合を確認することも可能なので、休みの日などは実際に見に行くといいでしょう。テレビでやっているような工事が生で見られます。何か疑問点があれば質問をすることも可能です。基礎工事が終われば今度は屋根。屋根の下地、断熱防水処理、屋根材という順番で屋根が完成していきます。同時に玄関ドアや窓のサッシなども取り付けられ、かなり家らしい見た目になってきます。次に配電や配管工事など、ライフラインを確保するための工事になるのですが、その前にきちんと電話の位置やコンセントの数などを決めておいてください。ここでよく忘れずに打ち合わせをしていただきたいのが、インターネットやテレビはどのようなものを利用するか検討すること。内装工事に入る前の段階であれば、ケーブルテレビやインターネットプロバイダの配線工事も簡単にすることができます。あらかじめ、どこの会社と契約するかを決めておき、建築中にあわせて作業してもらう方がスムーズです。また、内装工事が始まるまでにガラスの種類や建具についても決めておきます。

外側がほぼ完成したら、ついに内装工事がスタート。壁や天井の下地ボード、床材などが張られていき、かなり家らしい内装になってきます。塗装工事やタイル工事、各種機器の設置などが行われるので、事前に決めたものと相違がないか確認しましょう。下地ボードの作業が終了すると大工さんが現場を離れていくので、何か頼みたい事や疑問点などあれば早めに聞いておきましょう。大工さんに何かお願いする場合の注意点は、必ず、工務店にその内容を確認すること。親切な大工さんが多いので、施主からの依頼には答えてくれることが多いです。ただ、設計上問題があることもあるので、あらかじめ工務店に連絡することをおすすめします。これらが終わればついに工事完了。最後に工事管理者が最初の建築確認と同じかチェックし、役所の検査に合格したら、建て主などが仕上がりを確認して終了です。